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2022年11月07日 TAKUMA YUKI

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高校ではBMXを沢山練習したけれど、それはあくまで遊びだった。
自分なんか足元にも及ばないほどレベルの高い人達が存在していて、
憧れはあるけどあくまで憧れで、目指すものでは無かった。
理屈ではそう思っているけれど、「プロのBMXライダーになりたい」みたいな気持ちが
無いと言えばウソになる。
何しろその時代のプロライダーはみんなオリジナリティに溢れ、
物凄く格好良く、とにかく憧れた。
だけど自分の実力とセンス、何より努力の無さを考えると、夢を語るのは恥ずかしくて。
そんな気持ちでBMXに取り組んでいた高校時代。
勉強の成績は本当に酷かった。
だけど大学受験だけはBMX仕込み?の根性で頑張り、なんとか現役で進学した。
大学のために東京で1人暮らしをするようになると、一緒に練習する人たちが変わったり、
自分の練習時間も大幅に増えたり、様々な変化と刺激があった。
人は環境が変わると考え方も行動も変わるもので、だんだんBMXに本気になっていった。
うまく説明できないけれど、「遊び」とか「趣味」よりももっと大きなものというか。
BMXはそんな存在になっていった。